ホームヘルパー制度の見直し

超高齢社会の到来で、日本は今後10年間で、新たに50万人前後の介護業務従事者が必要といわれています。
しかし、介護職の待遇は停滞しており、他業種と比べ報酬の平均水準が低いため、社会的地位も上がらず人材確保が困難になっています。
そのため、介護福祉士やホームヘルパーを含める、介護業務従事者の社会的地位を上げるための対策が講じられています。

ホームヘルパーの資格取得要件は、2006年に「介護職員基礎研修」制度が、ヘルパーの中核的・指導的役割を担う人材を確保するべく新設されました。
その後2012年4月からは、ホームヘルパー1級の資格を「介護職員基礎研修」に統合され、ホームヘルパー3級は、2009年4月から介護報酬が廃止となり、事実上資格は廃止されています。
現在もホームヘルパーと介護福祉士は区別されていますが、今後ヘルパーの上級者は介護福祉士を目指すよう方向付けられることとなりました。

従来のホームヘルパー養成研修は、1・2級併せて400時間に満たず、介護福祉士とは格差がありましたが、現在は、500時間に改められ資格の見直しが行われることとなりました。
ただし、実務経験があるヘルパー1級と2級の有資格者は、研修機関の免除が適用されます。
1級有資格者は60時間の研修受講、2級有資格者は150時間の研修受講のみが義務付けられています。

今後、ますます活躍が期待される介護職の処遇の改善と社会的地位の向上を行うことで、社会基盤の整備と経済発展への影響を及ぼしていくためにも、対策を続けていく必要性があります。