医療秘書という仕事

医療事務は、時代を超えて女性に圧倒的人気を誇っている資格です。
日本の医療は、全国共通の診療報酬制度を導入しているので、患者個人の窓口負担が発生します。
そのため、窓口での患者対応に加え、社会保険と国民健康保険に分けて、レセプト請求を行う必要があります。

最近、医療事務の仕事のスペシャリストとして、医療秘書という仕事が注目されています。
認知度は高くありませんが、カルテの作成など事務作業を行う医師をサポートするスペシャリストです。
社会的問題となっている医師不足の中、医療秘書の重要性が高まっており、各地の病院や地域に貢献できる職種になると期待されています。

専門知識やスキルを身に付け、医師や看護師、患者を結ぶ医師のアシスタントとして、一般的な秘書業務と同じように、医師のスケジュール管理、学会の資料作成など、業務そのものは各医療機関で異なりますが、仕事内容は多岐に渡っています。

資格試験は、1級、準1級、2級、3級となっており、医療秘書教育全国協会の主催により実施されています。
受験資格は特になく、6月と11月の年に2回行われています。
医療事務の知識に加え、医療秘書業務や医療機関の組織運営法規関連、医学的知識を習得しなければなりません。
社会的認知されるレベルの基準となる2級以上の合格を目指すためには、専門学校の講座を受講することが取得への近道といわれています。

具体的な仕事内容として開業医をサポートする場合、スケジュール管理や一般事務作業、来客対応などの秘書業務を行います。
また、医局秘書として、一つの診療科にいる複数の医師の秘書業務や診療報酬の算定、受付事務などを行います。
総合病院などの大規模病院に勤務する場合は、病棟クラークとして活躍することもあります。
この場合、医師や看護師、患者を繋ぐ役割を担い、受付事務、カルテの管理や診療報酬の算定などを病棟のナースステーションに常駐して行います。